2008年12月19日金曜日

【ビジネス書】「企画書は1行」(作者:野地秩嘉)

説明資料を作るときはもっと短くしなさい。って、
上司に怒鳴られ、意気消沈していた僕が見つけた本。


企画書は1行

企画書を1行にするための方法が書かれているかと
思いきや、企画書を1行にすることの大切さが
書かれています。

なぜ、企画書を1行にしなくてはいけないか。
(完全に1行の企画書を提出するわけじゃないよ・・・)

その答えは、
1.内容を簡潔にまとめることが自己理解につながるため。
2.読む側の人の時間を少なくするため。
3.自分の気持ちを伝えるため。

ここをモチベーションとして、意識することで、
企画書はよりクオリティの高いものになるのだそうです。

この本には、数々の逸話が載っているのですが、
僕が気に入ったのは、恵比寿の「たこ」というダイニングの
店主の逸話。
彼は元々屋台でたこ焼き屋をやっていたそうです。
だが、ある日、友人の鉄板焼き屋を手伝ったときに、
お店でやる事の暖かさを感じたそうです。
屋台って、さむいですもんね。
これは一生屋台は引いてられない。
その想いを元に、お金を借りて、お店をやろうと決断。
そして、A4のレポート用紙に彼は、お店への
想いをかきつづった。
そして、提出した相手は・・・屋台の馴染みのお客さん。
がんばって話をして、彼はとうとうお金を
借りることに成功したそうです。
そして、その言葉を胸に、お店を拡大していった。
今では、レストランチェーンにもなっています。
http://r.gnavi.co.jp/g399600/

こういう話を聞くと、大事なのは、やはり、気持ちだと
考えさせられます。
想いが想いを超えて、そして実った果実ですね。
本当に。

この本で、斎藤由香さんに出合えたのも嬉しかった。
北杜夫のエッセイで数々登場した娘。
それが彼女です。
サントリーの健康食品事業部で働いており、
サントリー健康食品のHITにつながる
販売促進を行ったのだそうで。
なんか、うれしいなぁって思いましたよ。個人的に。

他にも、株式取引を普及させたマネックスの松本大さんや
ナムコフードパークの仕掛け人:池澤守さん。
TOYOTAの張 副会長。旭山動物公園の小菅園長など。

この本、企画書を1行にまとめる方法は書いていませんが、
そのモチベーションに付与する逸話がいっぱいです。


企画書は1行

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